2022年4月6日
オールドレンズも貰い物や昔買ったのがあれこれあって、ミラーレスだと使いやすいので遊んでいます。
一度チェックしようと思い立ち並べてみました。
こんな風に4枚のアダプターを重ねるとデッケルマウントレンズがオートフォーカスで使えたりします。
まずはマウントアダプターのおさらいです。
マウントアダプターの目的は異なるマウントのレンズとカメラボディを繋ぐことです。そのための条件として
1.レンズ側はレンズのマウント形状、カメラ側はカメラボディのマウント形状と一致すること。
2.フランジバック調節がされていること。
が絶対条件で
3.AF動作、絞り制御、レンズ内手ブレ補正が電子接点を通じてできること。
があればさらに快適になります。
オールドレンズの定義は曖昧ですが、すでにそのマウントを使うカメラの現行製品が無いことです。したがってほとんどのフィルム時代のカメラにはもともと電子接点がないので3.の条件はあまり気にしないことにしています。
ここで各マウントのフランジバックとマウント内径を掲載しておきます。
現行カメラのマウントとメジャーなユニバーサルマウント
フランジバックはマウント面からセンサーまでの距離で、センサー前方のその距離にレンズを置くと無限遠でピントが合います。
したがってフランジバックの短いボディに長いレンズを取り付けることは可能ですが、逆は成立しません。フランジバック18.0mmのEマウントレンズを44.5mmのAマウントカメラに取り付けようとすれば26.5mmカメラ内に食い込ませなければなりません。
上の場合
の厚さがあります。 DKLが長く見えるのはレンズが絞り環の内部に落ち込んでいます。
NIKONのFマウント一眼レフのようにフランジバックの長いマウントではマウントアダプターも限られてきます。フランジバックを伸ばすために補正レンズを入れたアダプターも存在しますが焦点距離が3割程度伸びる、イメージサークルが大きくなるためF値が変化する。本来ではない補正レンズを入れるため画質の劣化がおきるなど良いことは何もありません。
使用しているマウントアダプター
Aマウント→Eマウント SONY純正APS-C専用アダプター
Aマウント→Eマウント SONY純正フルサイズ対応アダプター
LA-EA2、4はトランスルーセントミラーで位相差AFを優先します。LA-EA1、3はレンズ内モーター内蔵の純正レンズのみAF動作します。
Aマウント→Eマウント SONY純正フルサイズ対応アダプター
ミラーレス機の像面位相差AFに対応した純正マウントアダプターの最終形態
電子接点のないもの、カメラから絞りがコントロールできないので絞りリングがついています。
CANON EFマウント→SONY Eマウント 電子接点付き左はSIGMA MC-11
改造カメラ用にドロップインフィルターを装着できます。
左:NIKON F→SONY E 右:MINOLTA SR→SONY E
MINOLTA SRはROKKORレンズ SR、MC、MD に対応しています。
どちらもCosina製で右は赤いストッパーを外すとヘリコイドできて接写リングのようにはたらきます。
TECKART製のモーター内蔵 LEICA M→SONY Eアダプター マニュアルフォーカスレンズをオートフォーカスにできる優れ物、下方に出っ張りすぎてクイックシューに干渉するのが残念です。
望遠鏡に取り付ける いわゆる Tリングです。SONY E と CANON EF用
ユニバーサルマウントのM42→SONY E、M42→CANON EFアダプター ピン押しタイプと押さないタイプで 絞り込みと開放の切り替えが異なります。
SuperTakumar、HELLOS、VOLNA などのレンズ用です。
1950年代後半からユニバーサルマウントになりかけたDecklマウントから EF、M42へ変換するアダプター。フォクトレンダーやシュナイダーなどの個性的なレンズが使えます。レンズに絞り環がないので本来はカメラ側から絞りをコントロールします。
NIKON FマウントからSONY E、CANON EF への変換アダプター
これ以外に OLMPUS OMマウント→SONY Eマウント、T2→PENTAX K があります。
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