3月4日(水)
α7RⅣがやってきました。
α7RⅢの後継機でどれくらい進化したかをチェックしてみました。ちまたのネット世界では両者の比較をあれこれやっていますがカタログデータや提灯記事はそちらに任せて、実際の違いを比べてみることにします。
これまでのSONY機遍歴
最初にSONY機を買ったのは 1980年代のハンディカムです。1995年に3CCDのDCR-VX1000 を買いました。8ミリビデオ全盛期でバドミントンの試合など撮りまくりました。
しかしスチルカメラはフィルムの時代でCANON機を愛用していました。
初めてデジタルカメラを買ったのは1999年の皆既日食の直前でオリンパスのCAMEDIA(カメディア)だったと記憶しています。130万画素程度で背面液晶もないもので、シャッターを押してから切れるまでのタイムラグが異常に長いw。スマートメディアという32MB(GBじゃない)の板状チップで100枚ほど撮れるという代物でした。日食を撮るのが目的ではなくスナップ専用で撮っていました。
1999年8月8日のパリ カメディアで撮影(640x480のVGA)
2001年 DSC-F707というコンデジでした。コンデジとはいえツァイスレンズを搭載した2/3インチCCDセンサーの5倍ズーム。カメラ自体がチルトする画期的なデザインで、ファインダーを覗かず腰だめで撮る自分の撮影スタイルはこのカメラでできあがりました。
これは赤外線モードで撮れるなど結構面白いことができましたが、残念ながらメモリースティックがDuoに対応できないため下取りに出しました。
その後も一眼レフはCANON機を通していましたが、2009年の皆既日食(中国~日本)のためにAPS-Cのα380を買ったのがその後のカメラ歴を変えるきっかけになりました。
2010年夏に初代のNEX-5 を買いました。SONY初のミラーレス機でチルトする液晶画面が魅力で買ってしまいました。APS-Cのミラーレスはこれが最初で、マイクロフォーサーズのような豆粒センサーより期待できると感じました。
以来 NEX-5N、NEX-7、NEX-6 と乗り継ぎ フルサイズ機の α7R を2013年暮れに購入しました。
それ以外に天体改造機として NEX-3C、NEX-5N、α7 の中古を買い足しています。
2016年3月の皆既日食を前にα7Rをハヤタカメララボで天体改造
2016年秋に DSC-RX100M3を購入
2017年春にα6300、秋にα7RⅢを購入
でここでα7RⅣにたどり着きました。
全体のフォルム
ん? 大きさはほとんど同じですが少し分厚くなった感じがします。それに少しだけ丸みを帯びています。とくに底面の面取りが大きくなめらかになりました。
4代目ともなるとさすがに洗練されてきてグリップ感も申し分ありません。
便利ズームのSEL24240を付けてみました。
グリップ部が少し前に長くなっています。
α7RⅢ(A7R3)との比較、α7RⅢのロゴは背面ですがα7RⅣのロゴは上面にあります。
スロットの位置と蓋の開け方が変わりました。
α7RⅢのようにブラブラしなくなりましたがこれが良いとも思えません。
スロットが逆になった
問題はここです。ダブルスロットでSDXC UHS-II まで対応してくれたのは良いのですが、スロット1とスロット2の上下が逆になりました。
メモリースティックと決別
それと長年続いた メモリーステックが使えなくなりました。どうせ使いもしないものに余計な金をかけるならとっとと削ればよかったのですが、とうとうです。
底面はあまり変わりません、グリップ部が伸びたくらいです。
ピント拡大が登録できない
カスタムキー登録の項目に「ピントの拡大」がありません。
α7RⅢやα7、7Rでは下のようにピントの拡大をカスタムキー登録できましたができなくなっています。タッチパネルでやることは可能ですが天体撮影で手袋などしているとやりにくいので困ります。SONYにも質問メールを出しました。