1月21日(木)
前回(1月16日のブログ)紹介した MIZUNO TECH FEATHER 03 を試打してみました。
同時に4個のシャトルを試してみました。
1.水鳥球(天然グースフェザー)1種検定合格球
2.MIZUNO TECH FEATHER 03(人工球) 検定合格球(TF-03)
3.MIZUNO NS-5(人工球) 練習球
4.YONEX MAVIS-2000(ナイロン球)
01:3個を並べてみました。TF-03の色が濃いです。とくに軸が薄い褐色です。
02:NS-5は青い部分にちぎれ防止のためのかがり糸が入っています。
03:16枚羽根で1本がスリムで軸に対して非対称です。
1枚の厚さはNS-5より薄いです。
04:旧タイプの練習球 NS-5、15枚羽根で1本は軸に対して対称です。
よく見つけられましたw
05:メイビス2000、かがり糸部分がウィングリブという内外が非対称の空力形状になっています。メイビス500よりは打球感が良いです。
実際に打ってみると、TF-03は硬い音(高音)がします。天然球になれた者からすれば打球音で速度を見積もる感覚が狂います。野球の木製バットと金属バットの打球音の違いのようなものだと思えばわかりやすいです。
NS-5は以前にも打っていますが、当たり所によってボコッという音がしたり、スマッシュがまっすぐ飛ばない(稲妻のような動き:原因はインパクトの瞬間からシャトルが進行方向へ向くのに時間がかかる)がありました。
この点は TF-03は安定していてNS-5のような違和感はありません。飛距離については1ダース打ちましたがTF-03のほうがバラつきが小さく、狭い範囲に落ちます。いくら検定合格球でも素材にバラつきのある天然のシャトルと全く同じ製法でつくられた合成球との差でしょう。MIZUNOのサイトでは天然球に比べてストンと落ちないというデータが示されていましたがとくに感じません。
ミズノのサイトより
TECH FEATHER -テックフェザー|バドミントン│ミズノ - MIZUNO
フライトは違和感がありませんからゲームでも使えそうです。そういう意味ではたしかに相当向上しているとは思います。
天然の素材を使うスポーツが環境問題からやり玉に挙げられる時代です。バドミントンはかつてはラケットは木製、ストリングスはヒツジの腸を使っていたのですから、カーボンやナイロン繊維に変わって戦術も変わりました。いつまでも天然にこだわらず人工シャトルにも慣れないといけない時代になったということでしょう。
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