11月14日(日)
以前から考えていた VIXEN GP2ガイドパックSのプチ改造をしました。
GP2はGPの後継としてよく売れた赤道儀で、その赤経体を使ってカメラのガイド専門赤道儀として販売されたものです。現在はAP星空雲台として売られているAP赤道儀の前のモデルです。搭載重量を増やした堅牢版のGPD2を通常の望遠鏡用として使っています。
10年くらい前に購入したもので、三脚やバランスウェイト、極軸望遠鏡を変えたりしながら広角~中望遠レンズを載せてセカンドマシンとして使ってきましたが、もう少し重いレンズでもいけそうなのでプチ改造をしました。
5年ほど前にバランスウェイトのシャフトを変えウェイトを少し重いものに変えていましたが、今回はさらに長く太いシャフトを入れて重いウェイトを載せることにしました。見つけたのが使わなくなったタカハシ製のもので、もとはTS式と言ってた半世紀ほど前のものです。職場に置いていた私物を持ち帰って使うことにしました。
問題は1/4インチネジで留めていたシャフトの穴を12mmに拡げることです。そういうボール盤のような機械はありませんので探していたら、知り合いの方から工科高校の先生を紹介してもらいやってもらえそうなのでお願いしました。
11月10日(水)に尋ねて実物を見てもらいました。
01:最初の状態、長年使っているので化粧板やキャップなどは無くなりました。
02:とりあえず付けているものは外します。
03:シャフト用に12.5mmの穴を開けます。タカハシのシャフトは12mmでネジピッチが1.5mmなので特殊なようです。通常はM12P1.75が一般的で、細いものはM12P1.25 です。なのでネジ穴を切ることはできず少し太い穴を開けることにしました。
04:コーナンプロにも行きましたがM12P1.5のナットは在庫無し、注文で1週間くらいかかるとのことで諦め、ネットで見つけたものをアマゾンで注文し13日に届きました。
実はM12P1.5は自動車のホイールナットに使われています、しかしホイールナットは太いので干渉して締められませんし長いので極軸望遠鏡の視野がケラレそうです。
05:シャフトとウェイトを取りつけたところ。ガッシリしています。ウェイトはグレーですがこれはP-2Zのものを仮につけています。
06:実際にレンズを載せてバランスがとれるかチェック、一応問題なさそうですが雲台に負担がかからないようにはしようと思います。
GP2は本来もっと重い鏡筒やウェイトを載せて使いますからそれほど心配はしていませんが実際に撮ってみてブレが出ないとは限りません。ノータッチでどこまで使えるか・・・ダメでもオートガイダーを使うつもりはありません、キャリブレーションとか面倒ですからそれは別の赤道儀に任せてこれは中望遠以下専用機にします。
07:ビクセンのサイトから拾ったスペック表
ねこんたフォトギャラリー