8月27日
KENKO PRO1D-R72赤外線フィルターをチェックしてみました。
R72は720nm以下の波長をカットするフィルターで780nm~3.0μm(=3000nm)あたりの近赤外線を透過するフィルターです。
01:ノーマル機(オートホワイトバランス・AWB)で太陽光下、カラーチャートを撮影
02:カメラのセンサーが感じる波長
03:IRカットフィルターが透過する波長 640nmあたりから低減して720nmになればほとんど感じません。
04:KENKO PRO1D R72
05:ノーマル機(AWB)でLEDライト下 ISO400 F2.8 1/40秒
06:ノーマル機(AWB) R72装着でLEDライト下で撮影 ISO12800 F5.6 13秒
05と比べて4160倍の露出をかけていることになります。上の像より暗いのでノーマル機でIR72を使えば5000分の1以下の光しか通さないことになります。
07:IRカットフィルターを除去し屈折率を維持するための素通しガラスと代替した「いわゆるクリア改造」機で撮影 LED光源 色温度2700K ISO400 F2.8 1/50秒
08:上と同じ条件で AWB
09:ISO400 F2.8 1/6秒 1/8~1/10程度の光量が得られます。カメラではなく照明から赤外線が出ていないことが原因です。
10:LEDのスペクトル まあ概念図なのでどこまで正確かはわかりません。
引用・参考にしたサイト
LYNX・KAMELEON [高感度CMOSセンサー] | AD SCIENCE - 株式会社アド・サイエンス - (ads-img.co.jp)
optics - IR Cut Filters (pmoptics.com)
計装豆知識【番外編】|LED照明に関する用語集 (m-system.co.jp)
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