4月30日
連休の中日に「無人航空機講習修了証明書」がメールで送られてきました。
これであとは学科試験を残すのみで、送られてきたURLから日本海事協会(ClassNK)のサイトから試験申し込みをします。
IDを作成し受験資格の確認をして、実技免除の申請・学科試験の申込をします。実技免除は無人航空機講習修了証明書のpdfファイルをドラッグ&ドロップで添付して送るだけです。5月1日に申請して5月8日に承認されました。
身体検査も必要ですが2等25kg未満限定なら運転免許証の提出(これも実技免除を同じで免許証のコピーを添付して送付)だけで実際の身体検査はいりませんが手数料5200円を取られます、これは5月2日に承認されました。1等を受験するなら医者の診断書のような所定の書類が必要で視力・色覚・聴力と腕・手の障害の有無の記載が必要です。
受けるつもりはありませんが大阪市内で探しても指定医療機関は1カ所しかありませんでした。
とりあえず自分の試験で4つの承認チェックがつけばOKです。
筆記試験はCBT試験業者(Computer Based Testing)がおこないます。今回はプロメトリックという業者が主催する試験会場へ行きそこで試験を受けることになります。プロメトリックは何十種類もの資格試験会場を主催しています。
事前に聞いた話では受付で本人確認したあと試験に無関係な物(スマホ・時計・財布などすべて)をロッカーに預けボディチェックを受け、ノートパソコンのあるブースへ行きそこで30分50問の三択問題を解くのだそうです。つまり隣のブースにいる人が自分と同じドローン免許の取得試験を受けているとは限りません。
まずはプロメトリックのIDを取得して、自宅から近い梅田で受けられて連休中に勉強できそうな5月10日の午前10時実施を選択し8800円をクレジットカードから払い込めば予約確認メールが送られてきました。
ドローン免許用の問題集をやって最初に配布された規則書を再度チェックして臨みました。
受験会場はPCカレッジ東梅田校です。大きめの雑居ビルのイメージで、午前9時10分と早めに到着しました。2Fまでエレベーターで行き受け付けで要件を言うと予約では10時開始ですが他にいないので9時30分を過ぎれば受験できるそうです。
受付は現在位置マークの左ドアを入ったところ、待合用の椅子が30脚ほど置かれていて他に試験を待っている人が1人座っていました。この日はITパスポートの試験があるようでスーツを着た新入社員風・ラフな格好の学生風の若者がぞろぞろエレベーターから降りてきました。試験会場は別の部屋のようです。
9時33分になって「いけます」というと事前に聞いていたとおりでボディチェックをされ確認用の運転免許証・ID番号・持ち込みOKのハンカチ(一応これもチェックされました)だけをもって受験室へ入室しました。みたところ30ほどのブースあるようで一番端の壁際で受験をすることになりました。目の前にはパソコン・マウス・メモ用紙・シャープペンシルがありIDカード(アルファベットと数字の書かれた付箋紙程度の紙です)・免許証・ハンカチを置きます。試験確認・言語選択などしたあと自分のタイミングで試験を始めます。
最初の方に悩む問題があってメモ用紙に番号を記入したりでき、あとから見直すことができますが時間は少ないので考えるのはほぼ一発勝負です。それでも8分ほど残して50問を終え不安な箇所を見直せばやはり3個の選択ミスを見つけました。ボーダーラインは80点なので失敗は10個までしか許されませんのでこの3個は大きいです。
結局9時40分に開始して10時10分に終わりました。結果は1週間後くらいにメールで送られてくるとのことでしたが採点も同時にやるようで合格の文字が出てきました。ヤッタ~!
どうやら落ちた人はすぐに再試験を申し込むためのサービスのようです。ここからは正式書類が送られてきて最終的に「無人航空機操縦者技能証明書」という運転免許証に似たものが発行されれば取得完了で、顔写真が何度もはねられるとか面倒なこともあるらしいですがそれはこれからの話です。というわけで正式にはまだ免許取得ができたわけではありません。
とにかくネットでドローンスクール・eラーニング製作配布会社・国土交通省・ドローンメーカー・海事協会・CBT業者・・・あちこちに登録してIDをもらいパスワードを設定しながら今どこやってるのか混乱しつつもよくわからないことをあーだこーだとやりながらなんとかたどり着きました。
問題集や事前のeラーニングの問題などあれこれやって問題のパターンを分類すると・・・
(A)絶対に間違えそうにない問題
【問題1】
ドローンの飛行による人の死傷、第三者の物件の損傷などの事故が発生した場合、以下の選択肢のうち誤っている対応を一つ選びなさい。
a.ケガの有無やケガの程度など、人の安全確認を第一に行う。
b.飛行ログ等の記録をすぐに削除し、記録を残さないようにする。
c.事故の原因究明、再発防止のために飛行ログ等の記録を残す。
(B)長くて読むのが疲れる問題
【問題2】
20kg未満の無人航空機を飛行させることを前提とすれば、次の場合「カテゴリーⅡ飛行」(飛行許可・承認申請が必要な飛行)」に該当しないものを一つ選びなさい。
a.無人航空機操縦士の国家資格を一等も二等も持っていない人が、人口密集地区上空で第一種機体認証、あるいは第二種機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合。
b.一等無人航空機操縦士の国家資格を持っている人が、機体認証を受けていないドローンで「目視外飛行」を行うため、国土交通大臣からの許可承認を取得し、飛行を行う場合。
c.二等無人航空機操縦士の国家資格を持っている人が、「人または物件から20m前後の距離での飛行」で第一種機体認証、あるいは第二種機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合
(C)知らないとわからない問題
【問題3】
次のうち、誤っている電池の用語とその求め方の組み合わせを一つ選びなさい。
a.電圧:抵抗×電流
b.出力:電流×時間
c.充電率:現時点で放電できる電気量÷満充電時に放電できる電気量
(D)ひっかかりそうな問題
【問題4】
次の中から、目視外飛行において補助者が配置され周辺の安全が確認できる場合に必要な装備を一つ選びなさい。
a.航空機からの視認性を高める灯火・塗色
b.自動操縦システム及び機体の外の様子が監視できる機体
c.計画上の飛行経路と機体の位置の差を把握できる操縦装置
【問題5】
無人航空機の運航中の事故・インシデントへの対応について正しいものを選びなさい。
a.操縦者自身の車と衝突した場合、国土交通大臣への報告対象となる事故等には該当しない。
b.保管中にバッテリーが発火した場合は、国土交通大臣への報告対象となる重大インシデントに該当する。
c.操縦者自身が軽傷を負った場合は、国土交通大臣への報告対象となる事故等に該当する。
正答【問題1】b【問題2】c【問題3】b【問題4】b【問題5】a
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