これはいったい何という商品なのだろう・・・そんなの誰でも知ってる「フラッシュ」でしょ という答えが返ってきそうですが、別の人に聞けば「ストロボ」という人がいます。また「スピードライト」だろうという人もいます。
これの正式名称はいったい何なのでしょう?
Wikipediaを見れば エレクトロニックフラッシュ(Electronic Flash)と書かれています。ストロボ(Strobe・Strob・Strobo 3種の書き分けがあります)の項目をみればエレクトロフラッシュの別名と書かれていて、NIKONやCANONでスピードライト(Speed Light)と呼称しています。
私自身は半世紀以上前に使い捨て電球式のフラッシュを使っていたこともありますし、記念写真でプロカメラマンがマグネシウムの粉末を焚いて発光させるフラッシュも知っていますから、電気的に何度も発光させるのはストロボだと思い込んでいて現在に至るまでずっとストロボという言葉を使い続けてきました。今もストロボと言います。中学生のとき連続発光するストロボスコープ(Stroboscope)で1枚のフィルムカメラに多重露出のような撮影をするのを目撃したときの強烈な印象も強く残ってるのだろうと思います。
ストロボ(Strob)という単語はアメリカのストロボリサーチ社(Strobo Reseach Co.)が1950年に商標登録したが1991年に商標権が切れ現在は一般名詞になっています。
さてここで各社がエレクトロフラッシュをどう呼称しているか調べてみることにしました。
日本語サイトがあるメーカーのWEBページを検索してみました。
カメラメーカー
SONY フラッシュ
CANON スピードライト /ストロボ
NIKON スピードライト
Panasonic フラッシュライト /フラッシュ
OLYMPUS(OM-SYSTEM) エレクトロフラッシュ
FUJIFILM フラッシュ
LEICA フラッシュ
SIGMA エレクトロフラッシュ /フラッシュ
エレクトロフラッシュメーカー
GODOX フラッシュ /ストロボ
NISSIN ストロボ
Metz(メカブリッツ) ストロボ
LightPixLabs フラッシュ
K&F Concept フラッシュ
Profoto フラッシュ
Camnoon スピードライト /ストロボ
一社で複数の呼称を使い分けているところもあります。例えばCANONは製品をストロボというカテゴリにいれ商品名をスピードライトにしています。カメラの取扱説明書にはストロボと書かれています。自社カメラを持たないサードパーティならユーザーの検索にかかるようにあれこれ書くのはわかりますがカメラメーカーも好き勝手にやっていて法則性がないことがわかります。
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