Leo Triplett

4月14日(火)

Leo Triplett(しし座の三つ子銀河)と呼ばれる3個の銀河群を撮ってみました。

いつものレンズではなく、SONY 500mmF8RF というAマウントリフレクタレンズです。光学系はカタディオプトリックの補正板のあるシュミットカメラやマクストフカメラに近いものです。

以前に中古を買って軽量なので海外に持ち出す望遠レンズとして使っていましたが、今回はこれで銀河を撮ってみました。結論から言えば キレが甘い の一言です。

 

被写体のLeo Triplettは しし座の方角に約3500万光年離れた位置にある小さな銀河群で、たまたま同じ方向にあるのではなく実際に近い銀河群です。遠くから見れば銀河系・アンドロメダ銀河・さんかく座銀河も同じように見えるかもしれません。

f:id:nekontaex:20200416001515j:plain

上が NGC2628、右下がM65、左下がM66 です。

f:id:nekontaex:20200416003426j:plain

しし座の後ろ足の付け根部分(黄色い○)の部分です。

続いて おとめ座銀河群を撮ろうとして2枚ほど撮ったところでモーターがダウン、別の赤道儀に換えようかと思いましたが、気分が乗らずここでオシマイにしました。

 

f:id:nekontaex:20200416031022j:plain

3個の銀河を切り裂くように動く人工衛星が写りました。

 

 

ねこんたフォトギャラリー

 

P2-Z モータードライブ改造

4月9日(木)

2月2日(日)の日本天文同好会の例会で三田在住のK氏とお会いしました。

TAKAHASHI製赤道儀のモータードライブ製作の話題をされていたので、自分のP2Zのモータードライブも換装してもらうという話になりました。

現状のモータードライブはかなり精度良く回りますが、古いので高速回転モードがない、ST4に対応する自動追尾ができないなどの問題がありましたので早速 2月7日に三田のご自宅までお邪魔して赤道儀と三脚を預けてきました。

部品を集めて組み立て実写テストもすれば1ヶ月ほどかかるということでしたが、2月中にほぼ完成、実写も上々ということでしたが急ぐことでもないので放置していたらコロナの蔓延・・・3月中には頂きにあがろうと3月31日(火)に三田まで行ってきました。

f:id:nekontaex:20200409130256j:plain

01:自宅ベランダで撮ってみました。なかなか格好がいいです。

赤道儀:TAKAHASHI P2Z

三脚:GITZO 416

鏡筒:MORE BLUE MB-80APO 

カメラ:SONY α7R

f:id:nekontaex:20200409130314j:plain

02:モータードライブ部分 ギアでなくプーリーによるベルト駆動です。以前にあったクラッチはなくなりました。したがって手動による微動はできなくなりました。

f:id:nekontaex:20200409135043j:plain

03:北半球、南半球用の逆回転が可能になりました。また恒星時駆動と星景モード(2/3速)、ST4の6芯ジャックがついています。

f:id:nekontaex:20200409135118j:plain

04:青いボタンは5秒以上の長押しで高速回転します。下は電源コネクタと明視野LEDへの電源コネクタ。ボリウムやスイッチは青ボタンの予備

f:id:nekontaex:20200409135350j:plain

05:極軸望遠鏡前に明視野光源がつきました。

f:id:nekontaex:20200409135213j:plain

06:ついでに鏡筒も紹介しておきます。MORE BLUEの8cm玉です。VIXENのアリガタとアルカスイス規格のプレートを上下に付けています。P2ZにはVIXENのアリミゾを付けていますがアルカスイス雲台にも対応できます。

f:id:nekontaex:20200409135436j:plain

07:鏡筒回転ができます。ドローチューブはヘリコイド式の2段調整が可能です。ASTROTECのフラットナーを入れています。ファインダーはVIXEN規格ですが台座を入れてTAKAHASHIのファインダーを取り付けています。TAKAHASHIのほうが光軸がずれにくいです。・・・というかVIXENの安物がダメなんです。

f:id:nekontaex:20200409135553j:plain

08:小原ガラスの3枚玉 500mmF6.25 レンズの汚れは表面です、けっしてカビなどではありませんw

f:id:nekontaex:20200409135634j:plain

09:最初はバランスウェイト2個を重ねていましたが、使用頻度の低い EM-2 から重いのをもって来ました。

三脚は純正は木製でたたみにくいのでGITZO 416 の4段に換えています。脚径1段目37.2mm、2段目32.0mmです。3段くらいまで伸ばしても精度はいけます。木製のほうが振動を吸収しやすいとも言いますが気になりません。車載と組み立て撤収のスピードが最優先です(以前に木製で指を怪我したのでトラウマもあるかも?)

f:id:nekontaex:20200409135735j:plain

10:USBモバイルバッテリーから給電します。数十秒で安定した速度になるので十分です。2口あるのでレンズヒーターに使いますが、カメラのバッテリーにも使うと不足しますのでもう1個必要です。

f:id:nekontaex:20200409143105j:plain

11:4月3日未明に はくちょう座の網状星雲 を撮ってみました。

3分で7枚をコンポジットしています。(本当は9枚撮りましたが2枚はチトミスりましたw) もともと500mmで3分ノータッチで撮れるのが目標ですから目標は達成できています。K氏に感謝!

 

ねこんたフォトギャラリー

 

スーパームーンだって

4月7日(というか8日未明)

今年の満月で一番地球に近づくらしい・・・スーパームーン

とはいっても地心距離357000kmほど・・・8日午前3時頃には日本から352000kmくらいにはなりそう。

というわけで3時まで起きて撮ってみました。

f:id:nekontaex:20200408213415j:plain

SONY NEX-6+MINOLTA800mm トリミング

 

ねこんたフォトギャラリー

桜もそろそろおしまい

4月6日(月)

コロナで緊急事態宣言が7日に出るのが確実・・・自粛要請で学校も1学期は多分 ダメかもしれません。外出は控えて自宅でゴロゴロ・・・まあ近場の散歩でもいきますか。

最後の桜を撮ってみました。

 

f:id:nekontaex:20200407104616j:plain

01

f:id:nekontaex:20200407104629j:plain

02

f:id:nekontaex:20200407104647j:plain

03

f:id:nekontaex:20200407104701j:plain

04:桜のトンネルを行く親子

 

ねこんたフォトギャラリー

 

天の川周辺

4月3日(金)未明

いつもとは少し違う場所で夏の銀河周辺を撮ってみました。

K氏に作ってもらったモータードライブの精度を検証するのが目的です。

500mm3分ノータッチが目標で、極軸さえしっかり合わせればモーター精度は大丈夫というのが今回の撮影目的です。

機材は

TAKAHASHI P2Z + 400mm鏡筒

で3分を試してみました。

f:id:nekontaex:20200403225030j:plain

01:とりあえずアンタレス周辺、フルサイズ機だと周辺減光と左下にゴーストが出ます。追尾精度は上々です。

f:id:nekontaex:20200403225056j:plain

02:トリミング画像

f:id:nekontaex:20200403225016j:plain

03:M8とM11を撮ってみました。画像処理が難しいわん

f:id:nekontaex:20200403225115j:plain

04:はくちょう座の網状星雲

f:id:nekontaex:20200403225131j:plain

05:トリミング

とりあえず合格です。USB給電になったのがありがたいです。

 

ついでに 

GP2ガイドパック+FS-60CB+0.72xレデューサー(255mm)

で撮った画像

f:id:nekontaex:20200403225153j:plain

06:中央部にM51

f:id:nekontaex:20200403225303j:plain

07:等倍表示

f:id:nekontaex:20200403225320j:plain

08:サドル周辺の散光星

 

京の花見 その2

3月29日(日)

嵐山から嵐電四条大宮行きに乗り、帷子ノ辻北野白梅町行きに乗り換え

宇多野で降りて少し戻ります。桜のトンネルを抜ける電車を撮るのが目的です。

撮り鉄ではありませんから良さそうな場所を探しながら行くと、踏切りに3人のオッサンがカメラを構えています。やっぱり同じような人間がいるもんで話を聞くと3人とも撮り鉄でした。

踏切にやってきた近所の女性は、毎年この時期は外国人が踏切内に立ち入って写真を撮るから電車が減速して困ると嘆いていました。

f:id:nekontaex:20200329231730j:plain

01:車窓から

f:id:nekontaex:20200329231757j:plain

02:土手の下から

f:id:nekontaex:20200329231838j:plain

03

f:id:nekontaex:20200329231920j:plain

04

f:id:nekontaex:20200329231950j:plain

05

f:id:nekontaex:20200329232018j:plain

06

f:id:nekontaex:20200329232107j:plain

07

f:id:nekontaex:20200329232129j:plain

08:線路には近づけないのでここが限界

 そのまま鳴滝から嵐山に戻って12時半には帰宅しました。切符と飲み物で多少なりとも地元経済に貢献しました。

 

ねこんたフォトギャラリー