アメリカ皆既日食ツアー 4

4月8日

皆既日食当日です。朝起きると曇り空で昨夜設置したてカバーをかけておいた赤道儀をチェックしていると9時頃に小雨がパラついてきました。天気予報ではこれ以上は悪くならないことはわかっていても晴れる保証はなく上層雲がべったりで黒い下層雲が早く流れていきます。

12時を過ぎてまもなく第一接触(部分食の始まり)になっても上空は曇ったまま、ところどころに小さな隙間が見える程度です。

現地の予報時刻は

第一接触(C1:部分食開始)12h12m42s

第二接触(C2:皆既食開始)13h29m58s

中心時刻         13h32m08s

第三接触(C3:皆既食終了)13h34m20s

第四接触(C4:部分食終了)14h53m31s

ダイヤモンドリングが見えるのはC2とC3の前後数秒程度です。撮影はND100000フィルターをつけた部分食撮影用とフィルターなしのレンズをつけて皆既のみを撮るカメラ2台を赤道儀に同架して撮っています。

01:やっと雲の切れ間から右が欠けた太陽が見えました。

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03:なぜかピントがズレました。以後の部分食は少しピンボケになりました。

04:上空に薄雲がかかっていますが下層雲が減ってなんとか皆既がみられそうな雰囲気になってきました。

05:皆既のスタート いきなり赤いプロミネンスが肉眼でも見えます。太陽活動が活発な証拠です。

06:内部コロナは見えますが外層は雲のために良く見えません。

07:第三接触 ベイリービーズ状の太陽光が漏れてきました。

08:その後も曇ったり晴れたり・・

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薄雲とはいえなんとか皆既の間は黒い太陽が見えていました。そのせいで今までの日食のように周囲が完全に暗くなるということはなく皆既中も普通に周囲が良く見える状態でした。皆既・金環を含めて日食は8回目ですがこういう経験は初めてです。

コロナを撮るための画像処理設定でブラケット撮影をした結果、肝心のポイントで正しい露出の画像が少ないのとピントをミスったのもありましたが概ね成功だったと思います。

12:終了後は記念撮影+ロッジで宴会となりました。

 

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